新米理事奮戦記
   

平良 章

 県医師会理事を受けて9カ月がたちました。もう5年位やっているような精神的重圧で、やはり郡市医師会長クラスの人でないと無理だなと感じています。アメリカでは同じ年のクリントンが大統領だというのに、こちらは“栗きんとん”みたいなものです。9カ月の間に2回、不手際があり申し訳ありませんでした。1回目は浜松での移動理事会で、浜北の三橋会長から外国人が日本で医療を受ける場合の支払いの形態について質問があり、その回答を県医師会報へ載せるお約束をして果たせず、時機を失して浜松市医師会ウイークリーの方へ掲載しました。2回目は外国人労働者の医療のアンケートの結果報告で、総括をつけて会報へ載せるよう高野会長に厳命されたにもかかわらず手違いで一緒にできず、まさに力不足を露呈してしまいました。

 外国人の医療の件は、浜松で8ライオンズ、6ロータリー、ソロプチミスト、JC、国際交流協会、商工会議所青年部などへ協力をお願いしてのチャリティバザールがもうすぐ(2月7日)で準備に追われておりますが、近づくにつれさまざまな問題が出て来て、鬱気分になりつつも自分に鞭打って頑張っています。
 また学校保健では、学校給食をもっと食教育として活用するための運動を始め、11月の学校医総会でその一端を発表しました。これも現在、浜松市学校保健会、教育委員会の協力を得て、12月に浜松市内で大、中、小規模の小、中学校、計6校で全学年の児童・生徒、保護者、担任の先生を対象として7000人位の大掛かりなアンケート調査を実施する予定ですすめています。この結果をもとに県医師会レベル、また関ブロ学校医協議会で取り上げる事が出来ればいいなと夢を拡げています。

在宅ケアの問題では、浜松市直営の老人訪問看護ステーション設置へ向けて、一員に加わることが出来て幸いでした。医師会の仕事は、自分が社会に貢献している事が実感できてとても楽しいし、いろいろな発見があって勉強になるけれど、精神的にとても疲れるし、たくましく生きて行くにはまだ未熟すぎて早く逃げ出したいと時々弱気になります。新年早々こんなことではいけませんが、残された任期はぶっ倒れるまで頑張るという意気込みは捨てずに参ります。へまばかりですがどうぞお見捨てなきようよろしくお願い申し上げます。


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