開 業 相 談

 昭和55年5月27日の理事会において、浜松市医師会の医療機関適正配置に関する内規の廃止が決定し、10月25日の定時総会で「医療機関適正配置に関する規程」が12年余の歴史に幕を下ろし廃止と決議されました。これに基づき「適正配置委員会」も廃止され、「開業相談」と名を変えたわけです。その後の平成2年3月までの10年間に親子の交代を除き116件の新規開業があり、浜松市医師会のA会員数も266人から342人へと飛躍的に増加しました。平成2年4月、大久保会長就任に際し、「開業相談」を「開業指導」と改めることとなりました。これは旧会員のみならず新規開業を希望する新会員となるべき方のためにも安定的医業経営の面から、また地域医療の面からも無秩序な開業には何らかの歯止めが必要であるとの考えからであり、開業用地を決定する前に相談を開始するシステムを模索することとなりました。しかしながら、ジッツの少ない新設医大である浜松医大が設置後20年を経過し、その卒業生が一人前に育ってくる時期を迎え、開業相談・指導の件数は飛躍的に増加の一途をたどっております。以下、昭和55年11月以降の開業相談ならびに開業指導の件数と実 際の開業件数を下記に示します。

開業相談指導 開業件数 A会員数
昭和55年度         7      2   264
昭和56年度         7      6   267
昭和57年度         8     15   279
昭和58年度        11      7   287
昭和59年度        11     10   298
昭和60年度         7      6   299
昭和61年度        13      5   296
昭和62年度        11     13   303
昭和63年度         6     13   310
平成元年度         6      7   315
平成2年度        12      7   316
平成3年度        14  10+11   342
平成4年度        29     15   342

※平成3年度は可美村合併によるA会員11名入会を含む


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