厚 生

 浜松市医師会の厚生事業の代表的なものは医師会会員の検診事業であります。昭和43年頃は医師会中央病院における集団検診に会員や家族の受診をすすめる形でスタートしたものでしたが、本格的には柳本会長時代の昭和61年に始まり、現在までに早期胃癌2例を発見し、多大な成果を上げていることは間違いないのですが、受診者の絶対数の少ないこと、各種機会を捉えての啓蒙にも拘わらず受診者が伸び悩んでいることが担当理事の悩みの種であります。以下、初年度からの受診者数を示します。

胃透視 胃内視鏡 腹部ECHO 便潜血
昭和61年     20 20
昭和62年     4     15      15    7 19
昭和63年    3     16      16   14 19
平成元年     17      17   17 17
平成2年     13      14   12 16
平成3年     18      20   17 21
平成4年     16      22   15 22
平成5年     18      18   15 20


また、浜松市医師会の会員レクレーション行事としては医師会ウイークリーの前身である浜松市医師会マンスリー第一号(昭和36年12月1日)に「親睦」と題する矢部晁作先生のご寄稿があり、浜松市医師会に同年4月から親睦という部門が新設され渡辺登先生と矢部先生のお二人が担当理事となられたこと、その目的は医師会中央病院設立という事業に向かって会員相互の意志の統一と協力の精神が必須であることが述べられ、夕食会等が企画されていることが記されております。その後昭和42年12月の島崎、渡辺両先生のスキー同好会による志賀高原へのスキーツアーの呼びかけを初めとしてゴルフ、囲碁、将棋、テニス、乗馬、野球、ボウリング、マラソン、謡、油絵、マリンスポーツなど様々な呼びかけやその結果報告がウイークリーの紙面を賑やかに飾っており、その一部については趣味のコーナーで各先生が執筆されております。医師会主催の会員レクレーションとしては昭和43年から日帰り旅行がほぼ毎年計画されており、毎年多数の会員が自施設のレクレーションに利用しておられます。以下、毎年の企画と参加者数を示します。

実施年月日 行き先 参加者数
昭和43年10/10 伊吹山観光   152
昭和44年10/12 富士スバルライン   150
昭和45年 6/28 万国博覧会   177
昭和46年10/17 花鳥山脈とその周辺    90
昭和47年10/15 日本ラインと犬山峡   118
昭和48年10/10 海女のふるさと伊勢志摩めぐり   144
昭和49年10/10 恵那峡   142
昭和50年 9/24 立干網漁と潮干狩り   100
昭和51年 9/15 甲府ぶどう狩り   134
昭和52年 9/15 信州飯田市天龍峡   135
昭和53年 9/15 三河寒狭川で鮎料理   152
昭和54年 9/15 南知多師崎美舟屋・活魚料理と焼き物の町常滑   127
昭和55年10/12 秋の箱根路散策    22
昭和56年 9/15 明治村周遊と鮎料理   103
昭和57年 9/15 彦根城   112
昭和58年 9/15 京都太秦映画村   108
昭和59年 9/15 名古屋港遊覧    80
昭和60年 9/14-15 科学万博つくば′85   100
昭和61年 9/14-15 東京ディズニーランド    88
昭和62年 9/15 エキゾチック横浜(山下公園元町等)   124
昭和63年 9/15 「未来の呼吸、心ときめく未体験」岐阜中部未来博    94
平成元年 9/15 小原村・足助方面紙漉き実習と高嵐渓    70
平成2年 9/15 富士サファリパークと日本ランド    65
平成3年 9/15 お菓子の城と野外民族博物館リトルワールド    97
平成4年 9/15 豪華客船ビアンカのと琵琶湖遊覧   123
平成5年 9/15 今話題の横浜八景島シーパラダイス   105


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