静岡県医師会報(平成10年7月1日号・第1218号)

編集後記

  静岡県医師会ホームページの会員専用ページがようやく立ち上がりました。16日から試験運転中で、24日の正式開設まで、一般公開しながら不具合や、動かしてみての種々の問題点の解決を図って参ります。一般公開にふさわしくないデータはリンクを外してありますので、24日以降にご覧ください。文字通り寝食を忘れて取り組みました。アルコールを片手にやるせいもあるのでしょうか、自己陶酔的な病的世界の中で、ときどき深夜に、夢遊病者のようにうろうろしているとのことで、いつかXジャパンのヒデ君のようになるのではと娘に心配をかけながらの到達でした。しかし、人間としてこの世に生を受けて、誰かの役に立っているというのはなかなか気持ちのいいものですね。まだまだスタートラインに立ったばかりですが、これからも地域の方々にお役に立てる情報提供、会員の皆様方にお役に立てる情報提供。そして、有益かつ建設的な意見交換。これからの地域医師会の広報のあり方を議論を重ねながら模索していきたいと思います。

今号の「とびらのことば」は、島田市医師会の片岡新会長に就任のご挨拶をいただきました。市制50周年となる島田市の医療界の歴史と、がん検診にかける熱い思いを語っていただきまして、その熱意が紙面に溢れるように伝わって参ります。私も静岡県の成人病検診管理指導協議会のメンバーとして、今回の一般財源化と検診の有効性の議論とを一緒に出してきて、それでも有効性の議論と一般財源化とは無関係だと言い張る厚生省の態度には憤りを感じています。今のところ静岡県は引き続き積極的に取り組むとの氏姓ですので、よろしくお願い申しあげます。

静岡県医師協同組合も50周年を迎えました。記念式典の写真を何枚か掲載しました。
一方、労災協会は社団法人化して、「社団法人静岡県労災保険指定医療機関協会」という名称で新しい道を歩き始めます。会長の川村雅俊先生にその概要をご紹介いただきました。今後のご発展をお祈り申し上げます。
             

 (平成10年6月19日 平良 章 記)

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